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​この企画に応募してくれた彼女と初めてお話したのは、3月27日オンラインでの面談での事。

応募のさいにもらった資料には、彼女が振付したと思われるダンサー達の映像が、いくつかアップされたYouTubeチャンネルが記載されてあり、それらの映像を眺めた。

今回の企画はまずは一度お話して、僕が自らの経験で何かをジャッジするのではなく、とにかくありのままを感じてあとは迷わず感覚でメンバーを決めようと思っていたので、本人と話をする前に映像を観て何かを判断する事を意識的に止めていたので、眺めた。となる。

zoomで顔を見て話を聞いているときの印象は、とにかく健全にもがいている。

ということだった。これはとても大切なことであり、僕自身も常に楽しくもがいているわけだが、彼女はそんな自分の現在をとても冷静に見ているようだった。

企画の内容をそれぞれの現在に合わせて決めていくのだが、彼女の場合は明確にやりたい事があった、それは人と出会ってその人にソロ作品を創る事。

自分で踊るのではなく、他者と出会い、その人のチャームポイントを見つけて自らの「踊り」と照らし合わせて、踊る身体に踊りを届けるという行為が作品または商品となる。

「踊り」を作品や商品にするにはキャストを雇い、リハーサルをして本番の舞台を届ける事で、お客様からのチケット料金を頂くというのがシンプルな図式だが、踊る人に新たな踊りを届ける事に価値を感じる人も必ずいる事は想像出来たが、それを形にしようとしている事が、彼女のもがきの素敵なところだと思う。

実際に会って話をしていても、とてもソフトに強い意志があり、僕の作品や踊りに対する頑固なエピソードを、笑いながら聞いている彼女もまた頑固である・・・

​レッスンを受けている理由も、振りを人に明確に伝える​方法と身体を身に着ける為なのだと言う。

ダンススタジオは、受講する人達の多くが、自分のダンスを取得する目的であると言う事を、決めつけた設計の上でシステムが成り立っているが、​こういう人も少なからずいるのだから、彼女のような人を育てたりサポートする事も、今後の「踊り」を育むなかで必要な事だと改めて感じさせてもらっている。

企画が発表になってからも、彼女はしっかりともがいている、どうしたら自分の言葉が伝わるのか、響く人に出会うのか?そんな作業をしっかりと楽しんでいるようで、なぜか僕が嬉しいのだ。

そしてこの文章を書いている途中で2人目の申し込みがあり、それもまた自分事のように嬉しい。

reach for Artistという企画は確実に僕の事もどこかへ連れて行ってくれるようだ。

泉谷摩耶の「わたしの浪漫」は5月15日までお申し込み受付中。

あなたもぜひ、自分一人では発見できない自分を彼女と発見してみてはいかがでしょうか?

そして「わたしの浪漫」参加者は7月10日にTHE HALL YOKOHAMAでソロを披露します。

 

​そちらのお知らせもお楽しみに!​

​撮影協力/ごまばなな

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